終了

宇宙をかける少女
宇宙をかける少女」、終了。
正直、結構好きな作品だったわけだが、なんと言うか残念な結果に。
一言で言うと、もったいない作品だったな、と。
キャラクターに、設定や世界観なども凝って作られていて、作画なども最後まで高クオリティを保っていたりしたわけだが、それらをまとめあげる脚本方面が最後まで足を引っぱる感じだった。
初期のシリーズ構成のゴタゴタが、最後まで尾を引いてしまうとはなあ。
膨大に作ったであろう各種ギミックは生かしきれず、自己実現・箱人間といったテーマも昇華しきれず、主人公がそうであったように、作品自体も主体性を持てずに終わってしまった。
なんだかんだとそれなりにはまとめあげる吉野弘幸は、やっぱ結構上手かったんだなと、思った。
個人的に、最近珍しくなってきたオリジナル作品であり、キャラ設定作画なども凄く好みだっただけに、この結果は実に残念である。
評価や売上げもそれほど良くないようではあるし、続編とかはないかもしれないが、なんらかの形であるのならば、ナミだけでも救ってあげて欲しいところである。
中二病をこじらせすぎたナミも確かに悪かったとは思うが、「ごめんね♪」で済ませる神楽さん、どうよ?
まあそれはそれとして、あんな獅子堂家に帰るよりは、つつじ&弁慶夫妻(笑)の方がナミを更生させれそうだし、最終回でアレだけはホントに良かったと思う。
できうれば、つつじ帝国の後日談はぜひにも見たいところではある。
あと、8スタは設定や画作りはやっぱり上手いと思うので、次回作があるなら今度はちゃんと脚本方面も練りこんで作って欲しいところだな。
もしかしたら・・もしかしたら、BDとかも買うかもしれない(思案中)

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