小説感想

可憐放送部―カレン坂高校 (コバルト文庫)

可憐放送部―カレン坂高校 (コバルト文庫)

◆カレン坂高校 可憐放送部 第1巻「カレン坂高校 可憐放送部」65点
著者(鈴木紅)、イラスト(ひびき玲音

というわけで、ひびき玲音原作による、学園ストーリーである「カレン坂高校 可憐放送部」の第1巻。
ひびき玲音のイラストを本屋で見て、「マリみて」っぽい感じかな・・と、完全に表紙買い。
しかし読んでみると、「マリみて」っぽい学園コメディと思いきや、いきなり人死にがありありの展開で驚いた・・「学園サスペンス」って感じだったのね。
後のトークでも書いているが、ほのぼの系だと思ったらジェットコースターな展開のサスペンス系だったんで、良くも悪くも期待を裏切られた・・まあ、「マリみて」と同じことやっても仕方ないしなあ。
初盤は普通だったもんで、いきなりの「あの展開」は流石に、ちょっと引いたな・・その後は、ちょっと強引気味な展開でもあったし。
とはいえ、こういうサスペンスというかミステリな感じのものは女の子は好きそうでもあるし、各個のキャラの一人称で語られて行く文体は感情移入もしやすく視点誘導によるミスリードなんかもできるだろうし、読みやすくも面白い感じで期待できそう・・個人的には「聖エルザ・クルセイダーズ」を思い出したりした(ふる
お約束的に謎やら恋愛やら百合やらもいれていて、最後も引きに引き倒してるわけで・・結構続きが楽しみでもある。


・参考
ブログ
http://cobalt.shueisha.co.jp/hiroba/karen/index.html
鈴本紅先生 カレン坂高校 可憐放送部
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1186017369/