アニメ感想

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 1 [DVD]

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 1 [DVD]

機神大戦ギガンティック・フォーミュラ 01「覚醒(Abrupt×Aweking)」60点
脚本(きむらひでふみ)、絵コンテ・演出(後藤圭二)、作画監督(薮野浩二)

というわけで、「キディ・グレイド」スタッフによるオリジナルアニメ、「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ
でスタッフは、監督は後藤圭二、キャラクターデザインは薮野浩二、キャラクター原案は門之園恵美、脚本・シリーズ構成はきむらひでふみ、アニメ制作はブレインズベースといった構成。
で今回は、州倭慎吾(代永翼)はある日WWWという世界大戦に巻き込まれることになるって話。
なんつうか、ノリとしてはエヴァ風「Gガンダム」というところか・・前情報どおりではあったけど、ちょっとイメージと違ったかなあ。
世界各国で巨大ロボ作りそれによって戦争をするってのは、まあやっぱりGガン風であり、なんだかよーわからん不思議機関を使って少年少女が不思議ロボに乗って戦うってのはエヴァ風味・・ポイントポイントの描写はエヴァ風味が強かったかな。
正直、様々なメカデザイナーがデザインしたロボによる「スーパーメカデザイナー大戦」ってノリを期待してたんだけども・・ロボ戦闘は手描きでなくクオリティは並のCGロボ戦闘であり、ちょい軽目で重厚感にかけてガックリ。
CGロボはやはり、手描きロボに比べると重量感やら巨大感に欠ける感じがあるからなあ。
そのため、ロボ戦闘の迫力は残念ながら低め。
あと、「かみちゅ」のキャラデザイナーさんによるリアル風味なキャラタッチも、世界観のシリアス感や虚無感は出していたとは思うのだが、それがゆえに妙に「希薄さ」が前面に出ていて、どうにもこの荒唐無稽な世界とは合わない感じがあるんだよな。
EDで作画をしていた、キャラ原案の門之園恵美のキャラデザの方が、アニメっぽい「存在感」があり、こっちのが嘘臭いこの世界に「アニメ的」なリアリティをもたらしてくれたんじゃないかと思った。
それと、巨大人型兵器の決闘による戦争とはいえ、人死にがガンガン出たりパイロットを狙ったり、という「リアル感」がいいんだけども、その辺の「戦争のルール」などが説明不足気味のためか、どうにも色々と違和感がつきまとう感じが・・まあ、その辺は徐々に説明されていくのかもしれないが。
なんつうか、どうにもネタはいいんだけども、要素要素の噛み合わせがうまくいってないと感じてしまう1話だったかな。
まあ、基本的には「スーパーメカデザイナー大戦」を楽しめればいいので、各種ロボデザインに期待したい。
それにしても、適性がどうのこうので少年少女がロボに乗って戦うってのはすでにお約束の域とはいえ、リアルっぽい世界に立たせると、如実に嘘っぽくなるとこがあるよな。
で次回は、戦闘。