アニメ感想

らき☆すた 第1話「つっぱしる女」65点
脚本(待田堂子)、絵コンテ・演出(山本寛)、作画監督堀口悠紀子

というわけで、原作・美水かがみの漫画「らき☆すた」がアニメ化。
自分は原作は未読・・萌え系4コマ漫画らしいってのは知ってる。
でスタッフは、監督は山本寛、シリーズ構成は待田堂子、キャラクターデザインは堀口悠紀子、アニメ制作は京都アニメーション・・と、2006年の話題作であった「涼宮ハルヒの憂鬱」のシリーズ演出を務めて評価の高かった山本寛の初監督作品である。
ってなわけで、結構な期待感はあったわけではあるが・・
まず、「はじまるざますよ」といきなりの「怪物くん」ネタで始まり、「涼宮ハルヒ」のED「ハレハレ晴れユカイ」を彷彿とさせる神前暁・作曲によるテンポ良い踊り倒しのOPは非常にキャッチーで素晴らしかった。
まあ正直、「二匹目のどじょう」狙いなあざとさも感じて、ちょっと引いたりもしたんだけど(笑)
あと、EDもなぜかカラオケ屋での「宇宙鉄人キョーダイン」という、わけのわからない感じも笑えた・・しかしコレ、毎回こんな感じで違う歌をやるのだろうか?
でまあ、本編であるが、正直・・ちょっと微妙だった(笑)
多分、京都アニメーションのことだからかなり原作準拠な内容にはなってるのだろうけども、あまりにまったりゆったりほのぼのな、ゆる〜い女子高生の日常をたらたらとやっていて、ちょいダレた。
こういうのは、4コマ漫画という世界ならちょうどいい具合でリズムに乗れるんだろうけど、アニメという固定化されたリズムで具象化する世界だといまいち間がもたないんだよなあ・・。
Aパートのほとんどが、ただ「食い物」の話をしてるだけなんだもんなあ(笑)
確かに、京アニらしく技術的水準は非常に高く、キャラの表情やら仕草の動きなんかはよく出来ていて素晴らしいのだが・・なんつうか、無駄に凝ってる感じ?
あと、4コマ世界ならではのキャラ説明があまりなしに関係性が成立してたり、いきなりに場面が転換したりの「唐突感」も、乗り切りにくい要因のひとつではあったな。
でも、「あずまんが大王」とかでも最初の方は微妙感があったが徐々にこなれてきたりもしたわけだし、OPのキャラが出揃ってエンジンかかってくるのを待ちたいと思う・・。まあ、ゆる〜り楽しむのが正解なんだろうな。
で次回は、努力と結果。