アニメ感想

Yes! プリキュア5 第1話「希望のプリキュア誕生!」4(65点)
脚本(成田良美)、絵コンテ・演出(小村敏明)、作画監督川村敏江

というわけで、プリキュアシリーズ第4弾!・・「Yes!プリキュア5」がスタート。
スタッフは、原作は東堂いづみ、シリーズ構成は成田良美、キャラクターデザインは川村敏江シリーズディレクター小村敏明、アニメ制作は東映動画という構成。
で今回は、中学2年生の夢原のぞみ三瓶由布子)は、ある日突然伝説の戦士プリキュアになることになるって話。
ってなわけで、ついにとうとう「5人はプリキュア」である。
正直、プリキュアの好きだったのは、「二人」というツーマンセル(二人一組)な最小単位のコミニティを起点にして、家族や友達との関係性を日常的に描き込みつつバトルも盛りだくさんという先進的な内容なところだったんだけども・・。
どうにも、初代のリメイク的作りとなった続編の「スプラッシュスター」が興業的に芳しくなかったためか、こうなってしまった。
まあ、「2人でダメなら5人でどうよ」ってのは安易な選択だとは思うが、正しい選択だとも思う・・。
それはそれとしてだ・・「プリキュア5」である。
初回としては、まずまずな感じであった。
キャラクター紹介、世界観説明なども段取りを踏んで手堅くそつなくこなし、非常にスタンダードでなかなかにわかりやすい展開であった。
でもそれがゆえに遊びが少なく、ちょい窮屈な感じがあったかな。
あと、今期からはとうとう川村敏江さんがキャラデザになったわけだけども、思ってたより面白みには欠けたかな。
川村さんは作監としては非常に優秀であり、この枠では白眉な整った作画を描かれる方なのだが、キャラデザという縛りがあるためか少々派手さが足りない感じである。
バトルにしろ、変身・必殺技にしろ、もうちょっと派手なケレン味が欲しかったかもしれない・・まあ、5人分あるからある程度淡泊にしてるのかもしれないけども。
それと、初代は「都会風」、2代目は「地方風」って感じで描かれていた町や学校の風景も今期ではがっつり「異国風」となっていて、どうやらプリキュアの売りだった「日常性」的なものはスポイルしていく感じになりそうである。
まあ、5人の立場的にも日常性は小さくした設定のようでもあるし、こういう方向性の方があってるかもしれないな。
どうやら今度は「夢」をテーマに、「恋」に「友情」にという感じで少女漫画的に展開して行くようだし、その辺は楽しみにして行きたい。
まあしかし、やっぱり「プリキュア」っていうより「セーラームーン」って雰囲気ではあるよなあ。
主人公ののぞみのボケっぷりも、往年のうさぎやどれみを思わせる感じだし、「ふたり」シリーズとは良くも悪くも完全に離脱した感じだなあ・・。
というわけで次回は、二人目のプリキュアキュアルージュ登場!
見て見て見てね!