アニメ感想

武装錬金 1 (ジャンプコミックス)

武装錬金 1 (ジャンプコミックス)

武装錬金 第1話「新しい命」80点
脚本(大和屋暁)、絵コンテ(加戸誉戸)、演出(長澤)、作画監督(高見明男)

うう・・えぐえぐ・・動いてるカズキや斗貴子さんが見れる日が来るなんて・・自分は幸せだ・・。
というわけで、週刊少年ジャンプに連載されていた和月伸宏の「武装錬金」が、ジャンプの非情なる打ち切りの果てに、なんとまさかのアニメ化!
スタッフは、アニメ制作にXEBEC、ストーリー協力に黒崎薫、シリーズ構成に大和屋暁、キャラクターデザインに高見明男・加藤はつえ、音楽に田中公平、監督に加戸誉夫・・っと、「レッツ&ゴー」「ゾイド」「ロックマン」なメンバー構成。
しかし、アニメ化かあ・・くそ〜、打ち切りやがったくせに〜、打ち切りやがったくせに〜、打ち切りやがったくせに〜・・でも、アニメ化してくれたので、すべて水に流します(笑)
まあそんなわけで無論、自分は原作の方は連載が始まった時からの大ファンであり、アニメの方も超期待でした。
で、アニメの方は思ってた以上にきっちりと作り込んでいて非常に良い出来であり、原作の始まりをほぼ忠実に再現しており、十分満足な出来栄え。
原作の1話2話をアニメ用の1話に再構成した内容で、ちょっと展開はしょり気味なとこもあったけどもバランスとしてはなかなかに良く、俗に言う「学園異能」的な世界での「ボーイミーツガール」に「日常から非日常」を的確に描き、原作準拠な和月テイストなカットやコメディもところどころに入れ込んで、原作再現率は限りなく高い感じ。
なにより良かったのは、やはり動く斗貴子さんの「バルキリースカート」が見れたことだなあ・・やっぱ、ああいうメカニカルな動きだよな、カッコイイぜ。
しかし、声優さん方面はやはり聞き慣れてないせいか、若干違和感がある感じかな・・まあ、その辺は慣れてくれば問題はなくなりそうかな。
あと、カズキの武装錬金覚醒は、テンポ良くカットを構成して盛り上げてくれて格好良かったのだが・・
「今、行きたいんだって」
は、やはり漫画ならではの大ゴマとセリフを組み合わせた和月節によるあの格好良さと熱さには、ちょっと負けてる感じはしたかな・・まあ、仕方ないところではあるんだけども。
まあしかし、やはり久々に見た斗貴子さんもいいが、カズキは格好良いな・・少年漫画らしい「強さ」と「優しさ」を秘めた熱い主人公で好きなんだよなあ。
そんなわけで1話の出来は非常に良かったので、ずっとこのレベルを維持するのはまあ無理ではあろうけども、スタッフさんには頑張ってもらいたいところである。
幸運にもというか、原作は完結してるわけでもあるし、かっちりと2クール(多分)で最後まで描き切って欲しいところ・・しかし、全10巻でもやっぱ2クールっだとイッパイイッパイっぽいかも。
まあ原作の方は後半は打ち切り展開でちと雑でドタドタした展開なとこもあったし、その辺修正かけつつもっと綺麗にまとめてくれてもいいかもしんない。
で次回は、新たなるホムンクスル登場・・臓物をブチ撒けろ!
って・・やっぱ、最後のセリフはコレなのね(笑)