アニメ感想

R282006-07-29

ちょこッとSister 第1話「プレザントは妹?」(60点)
脚本(雑破業)、絵コンテ(黒田やすひろ)、演出(日下準)、作画監督(菊地)

というわけで、ヤングアニマル連載の雑破業竹内桜原作の「ちょこっとSister」がアニメ化。
自分は、原作は名前も知りませんでした・・。
でスタッフは、シリーズ構成は雑破業、監修は井出安軌、キャラクターデザイン・総作画監督は北野幸宏、アニメ制作はNOMAD、監督は黒田やすひろ、といった構成。
原作のシナリオとアニメのシナリオは、どっちも雑破業が書いてるのか・・ちょっとスゴイな。
で今回は、川越はるま(平川大輔)のところに、クリスマスプレゼントとしてちょこ(斎藤桃子)がやって来るって話。
内容としては、願望充足型のよくある「オチもの」だるが、普通ならもうちっとひねってきそうなところを、「サンタからのクリスマスプレゼントが妹」っていう、あまりにありえない怒涛の直球ぶりは、流石にちょっと引いた。
主人公の、いきなりそんなありえない展開に、あっという間に順応してしまう辺りのご都合ぶりも、ちょっとついてけない感じではあった。
普通なら、疑問に思ったり、当惑したりでドラマを作っていったりするもんだからなあ。
まあ、その辺はお約束というところなのか。
とはいえ、主人公とちょことのやり取りなどはなかなかに丁寧に描いており、なによりワンコのように主人公になつくちょこの妹っぷりは怒涛の可愛さでもあり、このノリに乗れたら、結構楽しめそうな感じではあった。
「母親の流産」っつう案外重いネタも持ってきてる辺りもあざとくはあるが、意外にハートフルな側面では期待できるかもしれない。
あと、「ハレンチ☆パンチ」が歌うOPEDはどちらもテンポよく映像も痛快であり、特にEDの「ねこにゃんダンス」は「エンディングアニメーター」とも言われる鈴木典光が絵コンテ・演出・作画をしてるのもあってか、ちょこの日常描写とダンス描写の融合した可愛い画面作りがノリノリであり、かなりいい感じであった。
しかし、あの鬼のように小さいスタッフロールは勘弁して欲しかった・・ありゃ、スタッフオタ殺しだ・・字が読めないんだもん(笑)
で次回は、はじめてのお正月・・最近のアニメ(主に深夜)は季節感とか全然ないよなあ・・まあ、仕方ないけど。