アニメ感想

BLOOD+ Episode−6「おとうさんの手」3
脚本(森田繁)、絵コンテ(勇徹夫)、演出(浦田保則)、作画監督福島豊明)

というわけで今回は、小夜達はジョージを救うためにヤンバルに潜入し、暴走する翼手達と戦うことになるって話。
ついに、オヤジ死亡・・なかなかに格好良い死に様であった。
しかし、だというのになぜだかあまり盛り上がらない気がするのはなぜだろう?
う〜ん、やっぱどうにも演出作画が派手さに欠け、重すぎる気がするんだよなあ。
夕方台に「血」を前面に押し出した描写をするトンガリぶりとか、その「血」が握りあった手からこぼれ落ちてジョージを「救う」ことになるとことかは、親子の絆のメタファーになってるとことかは評価もするし上手いとも思うのだが、いまいちテンポが悪いせいか、押し出しに欠けてる気がするんだよなあ。
バトル方面も、その流れでどうにも面白みに欠ける気がするし・・。
ネタはいいのに、どーにも見せ方がひねりなくてまっとう過ぎるせいか、やはりどうもタルいなあ・・一応今後の頑張りに期待したのだが・・。
まあそれはそれとして、この時間帯の竹田P的お約束テーマとして出てきた、アンチ米軍な「軍隊は悪人」路線であるが、このぐらいはまあサブカルではよくあるネタなんで、それほど違和感はないかな・・でも、これから色々左翼思想丸出しになりそうで、ちょっと心配。
そういえば、今回の脚本はSEEDなどで設定や脚本を書いていた森田繁であった。
竹田P繋がりで、今度はBLOODの仕事をするのかな?
で次回は、小夜の決断って話。


BLOOD+ Episode−7「私がやらなきゃ」4
脚本(藤咲淳一)、絵コンテ(竹内一義)、演出(粟井重紀)、作画監督(宮前真一)

というわけで今回は、父の死を乗り越え過去と向き合う決意をする小夜って話。
沖縄編、これにて終了。
なんだかんだと相変わらずの丁寧っつうか、地味っつうか、かなりのまったりもったり具合ではあるのだが、父・ジョージの死を乗り越え、それぞれが前に進む決意をする辺りの下りはホントの意味で丁寧に描き込まれていて感動的でもあり、なかなかに良かった。
このアニメ、なんだかんだと「家族の絆」というものを根本のテーマにしてる辺りは好みでもあり、描こうという意志自体は伝わってはきているので、多分このまままったりもったりと行く感じはあるのだが、文句を言いつつも、もうこうなったらじっくりと腰を据えてつきあっていきたいと思う。
でも、できればもうちょっとの派手さとテンポの良さは欲しいです(笑)
で次回から、ベトナム編に突入・・楽しみです。