アニメ感想

灼眼のシャナ 第2話「灯る炎」4
脚本(小林靖子)、絵コンテ(渡部高志)、演出(杉原由紀)、総作画監督大塚舞)、作画監督(栗井重紀)

というわけで今回は、シャナにトーチであることを知らされた悠二は、同じトーチである平井ゆかりと過ごすって話。
うむ、なかなかよくできているな。
実のとこ、この平井ゆかりのエピソードは原作にはまったくなく、アニメ用に大幅にリアレンジして作られている。
それにより、存在そのものが消える「トーチ」というモノを視聴者にわかりやすくビジュアルとして鮮明に植え付けていて、「存在の消失」をギミックとした切ない話として綺麗に落としている。
悠二がそんな同じトーチである平井ゆかりに感情移入し、自分自身の「存在」を信じ、そして「フレイムヘイズ」であるシャナに名前をつけるくだりの辺りもなかなかに上手い・・EDの入り方もなんだか切なさを盛り上げていて良かったし。
流石は、小林靖子という感じか、結構膨大な設定がある原作をアニメ用にわかりやすくリアレンジしているな。
とはいえ、小説だと「地の文」で説明する設定うんぬんを、やぼったく「セリフ」で説明しなくてはならないのは大変だな。
設定押しで作ることの多い「文章表現」のライトノベルを、「映像表現」であるアニメに変換する、最大の難関がこういう所なんだよなあ・・難しいとこだ。
あと、CDでは堀江由衣だったシャナの声だが、釘宮理恵だと若干違和感があったのだが、慣れてきたせいもあるが、ちょっとロリも入ってのダダっ子ぶりは、シャナの子供っぽさも現してきていて、なかなかに良い感じである・・「うるさううるさいうるさい」も大分良くなってきたかも(笑)
で次回は、ついに紅世の王フリアグネが襲来・・あ、マージョリー・ドーもう出てくるんだ。


ふたりはプリキュアマックスハート「勇気を出して!なぎさ波乱のバースデー!!」4
脚本(川崎良)、絵コンテ・演出(岩井隆央)、作画監督(飯島秀一)


なぎさの誕生日は10月10日だったな、そいや・・。
というわけで今回は、自分の誕生日に藤P先輩に出会うなぎさって話。
なんだか今回は、バトルシーン以外の日常シーンにも山田起夫原画が炸裂していたのか、妙にキャラがぷにぷにしていてコロコロと良く動き、仕草や表情がやたらとオーバーアクション気味であり、みんな生き生きしていてやたらと可愛かった。
山田原画にはこういう効能もあるのだなあ・・。
何より今回は乙女なぎさも見れて、なぎさの可愛さを再確認したのであった。
プリキュアは基本的に話はユルユルなわけではあるが、ありふれた日常の中でこんな感じでキャラクターが生き生きして、ついでに派手なバトルもあったりなとこがプリキュアがお子様に受ける勝因ではあるんだろうなあ。
その辺は、かつてのセーラームーンの人気と同じ轍を踏んではいるのだな。
で余談だが、今回は視聴率も最高の9.8を取り、しかも第3期は当たり前のように決定のようで、まだまだお子様方面でのプリキュア人気は続きそうである・・すげえぜ。
で次回は、修学旅行で大変なことに。