映画感想

◆映画「忍 SHINOBI」3(50点)
監督(下山天

というわけで、山田風太郎・原作「甲賀忍法帖」を、漫画・アニメに続きついに映画で実写化・・意外にメディミックスしてるよなあ。
ちなみに、自分は小説・漫画・アニメとほとんど見てません。
まあそれはそれとして、正直・・あんまり面白くなかったかな。
こっちとしては、甲賀と伊賀に別れた「スーパー忍」達が、血で血を洗う血沸き肉躍る熾烈を極めたスーパー忍術バトルが見れるかと思いきや、なんだか薄いドラマにラブストーリーを見せられてしまい、かなり萎えた感じ。
しかも、なんだかやたらと情景描写が多くて眠いのなんの・・なんだか忍術バトルがおまけなんだもんなあ。
もちろん忍術バトル自体はあったわけではあるが、確かに頑張っているとこもあったが、どうもCG絡みのせいかやたらと軽く、スピード感はあったがちと迫力には欠けていた。しかも、5対5のスーパーガチンコかと思いきや、なんだか忍者たちはあまり「能力」も生かさずあっさりバタバタ死んでいき、見せ場もあんまなく死んでいったのも拍子抜け。
クライマックスの弦之介と朧も、てっきり圧倒的な恋人同士の刺しつ刺されつの殺し合いが描かれるかと思ったら、ラブシーンなんだもんなあ。
原作は、山田風太郎だっつうの・・「世界の中心で愛を叫ぶ」じゃないっつうの。
まあ多分、昨今の「純愛映画ブーム」の流れのひとつなのではあろう。
「スーパー忍術バトル」を見たかった自分にとっては裏切られた気分ではあったが、ラブラブカップルが見る分にはおまけで忍術バトルもありぃの、そこそこおもろい「恋愛映画」なのではないかとは思う。
・・サブタイの「ハート・アンダー・ブレイド」って、そっちのハートだったのね(笑)あ、仲間由紀恵の朧はなかなか綺麗で良かったです・・あと蛍火も・・出番ほとんどなかったけど(笑)
まあ、オダギリジョーはどうでも・・。