アニメ感想

一週間遅れだったり・・


スターシップ・オペレーターズSE:02「トラファルガー・クライシス(TRAFALGAR CRISIS)」4(65点)
脚本(富沢義彦)、絵コンテ(渡部高志)、演出(清水一伸)、レイアウト(松田宗一郎)、作画監督(阿野幸男)、総作画監督和田崇、田中基樹)

というわけで今回は、間宮元総理を迎えたアマテラスは亡命国家を名乗り、追撃する王国の戦闘艦と対決するって話。
ん、今回はなかなか良い感じにまとめてきたな。
原作とは違うアニメオリジナルの展開で(戦死者の話はもっと後)、亡命国家になるくだりや、銀河ネットに放送しながらの戦い、戦死者が出ることでの孤独な戦争をすることの不安、なんかが描かれておりバランスはなかなか良かった。
前回いくつかあった疑問へのフォローやアンサーも色々用意もされていたしね。
宇宙戦闘も、凝った映像などでアシストしてわかりやすく描かれてもいて、なかなか面白かった。
とはいえ、戦闘中での船外作業しながらの修理への危機感とか、加速してるのに作業員が艦から「置いて行かれる」ことがないとかの不満点もあった。
あと、「敵艦の音を拾う」とかいう意味不明なセリフとか。
実はこの辺は原作にはないシチュエーションでもあり、オリジナルなとこでの「甘さ」がちょっとあるな・・良いとこもあるんだが。
無重力描写」も、ただプカプカ浮いてるだけな感じがあって、どうにも格好悪いし。
あと、どうも前回より作画が微妙になって「止め絵」が多くてちと演出的テンポも悪く、クライマックスでの盛り上がりがいまいちな感があったな。
もうちょっとのテンポの良さが欲しいところ。
それにしても、レーザーが宇宙空間で「光跡」を描くのは絵として許すとしても、「リボルバー」の排莢シーンは納得がいか〜ん!(笑)
OPはそれっぽい感じだから、楽しみにしてたのにい。
やはり、ちょい「ビジュアル」的迫力に欠けるとこがあるなあ。
あと、今回からOPも登場・・KOTOKOの歌う歌は良い感じだけど、絵としてはまあまあといった感じか。
で次回は、サンリが大変なことに。


魔法先生ネギま!2時間目「Omne initiurn est difficile」3
脚本(大河内一楼)、絵コンテ(岩崎良明)、演出(石倉賢一)、作画監督(昆富美子)

サブタイトル・・ラテン語(?)でよくわからんなあ・・。
というわけで今回は、明日菜に正体のばれたネギを、みんなが歓迎会をするって話。
基本的には原作準拠の展開であり、バランス的にはキャラの出し方とかまあそこそこ良い感じ。
でも、やはりキャラが多いせいかどうも作画の密度が薄めなのがちと気になるところだなあ。
演出のテンポ自体は、そんなに悪くもないんだけど。
原作をベタに移植して、あらゆる意味で原作に劣ってしまうわけだが、まあアレだけよく出来た構成演出作画の原作なのだから、仕方がないか。
とりあえず、ネギと明日菜の絡みは微笑ましくなかなか良かった。
何と行っても、あの絡みが原作の売りの一つでもあるわけだしね。
ネギま」の素晴らしいとこはやはり主人公を10歳の少年にしたところであり、これによりよくある「萌え系」作品の「何のとりえもない毒に薬にもならない凡庸なのになぜかモテモテな主人公」が視聴者にもたらす「ストレス」(自分は「らぶひな」の景太郎が無性に嫌いでした)をも解消し、しかも10歳の少年だからこそ「合法的に(笑)」女の子たちが色々とアレやコレやができるわけであり(笑)、それに加えて「父を越える」という非常に少年漫画的な目標のために日々精進し努力するネギの姿は読者である子供などが感情移入もしやすく、さらにやショタ心もくすぐりお姉さん達にも大人気!(あんな良い子なら俺だって萌えるっつーのw)・・お兄さんたちはギャルに萌えれればそれでいいのさ!(笑)・・という赤松鍵の「計算され尽くした」この妙技はやはり、見事としか言えないものである。
作画がこのレベルなのなら、「スクールランブル」みたく6時台に放送しても良かったよなあ・・「スタオペ」と交換して欲しかった(笑)
で次回は、ネギがまたもや大変なことに。