感想

バクマン。
アニメ版バクマン、第一期最終回。。「志望編」が終了。
うむ、面白かった。
アニメスタッフの改変ぶりがかなり上手い感じで、脚本演出ともに良くも悪くも原作のちょっと鼻に付く部分をそげ落とし、NHKらしい若者の青春モノとして、そして職業モノのの漫画家志望物語としても非常によくできていた。
原作では結構一足飛びに感じた立身出世も、部分部分を丁寧に描きこむことで、「友情と努力と勝利」というジャンプ原則に則った流れがきちんとしていて、原作よりも二人を応援したくなる気持ちにもなった。
次回の引きなんかもこれまた上手く、昨今のJCアニメで培われた技術が生かされている感じであった。
つうか、派手なところから地味なところまで、最近のJ.C.STAFFの制作作能力の高さには、ホントに感心するなあ。
というわけで、第二期の「連載編」は秋からという事なので、これまた楽しみにしたい。


STAR DRIVER 輝きのタクト
というわけで、学園ロボットアクションアニメ「STAR DRIVER 輝きのタクト」もついに最終回。
正直言って。。よくわからなかった。
ロボット版「少女革命ウテナ」っぽかった本作であるが、やはり榎戸作品は観念的な作風になりがちで、結局のところ結論などはきっちり言わないので、困る。
個人的には、それぞれのキャラクターとか、各個のエピソードとか、でもって80年代作画を意識したロボ戦闘はかなり気に入ってはいた。
でも、話が進んでるんだか進んでないんだかよくわからないというか、物語の方向性がかっちりしてるようにはあまり感じられなかったので、なんと言うか全体としてはとらえどころがいまいち掴めなかったなあ。
あとやはり、後日談みたいのもなかったので、キャラや設定方面の昇華に物足りなさも感じてしまった。
まあ設定なんてあくまで舞台装置ってのはあるんだろうけど、やはり気になってしまうものは仕方がないのであった。
時間があったら、もう一回通しで見てみるかな。