感想

◆HEROMAN
「スパイダーマン」「X-メン」のスタン・リーとボンズ制作という異色の組み合わせのヒーローロボアニメ。
正直、ほとんど前情報も得てなくて、まったく期待とかしてなかったのだが、存外に面白かった。
「ドラえもん」を思わせるキャラ配置に、「ジャイアントロボ」を思わせるロボの立ち位置に、それでいてアメコミを思わせるヒーローロボという造形と、ジャパニーズとアメリカンが綺麗に融合した作りが素晴らしい。
なにより流石はボンズとも言える洗練された演出・作画の妙技が、ボーイ・ミーツ・ロボを巧みに盛り上げてくれていて、特に大雑把すぎるヒーローマンの力量感あるアクションとかが見応えたっぷりだった。
とはいえ、話はちと強引なとこもあり、まだ説明されてない部分もあるので、その辺のフォローなりは次回以降に期待したいところ。
個人的に、絵柄的にも展開的にも非常に好みな内容なんで、今後が楽しみである。
あと、ヒロインのリナも可愛いんだけど、主人公のジョーイが妙にそそるショタ臭さがあり、ヒロイン以上にさらに可愛いというのが、これまたツボだった（笑）
しかし、次回予告の「力を得たものの責務」ってのはアメコミ的で燃える言葉だなあ。

HEROMAN 1 (ガンガンコミックス)