アニメ感想

とある魔術の禁書目録 #03「必要悪の教会(ネセサリウス)」3
脚本(赤星政尚)、絵コンテ・演出、総作画監督作画監督(山下祐)


というわけで今回は、インデックスの治療と必要悪の教会(ネセサリウス)の説明って話。
冒頭のインデックスの治療シーンは、まるでコックリさんのような描写であり、なんと言うか非常に魔術っぽい感じで、それっぽい雰囲気が出ていたのはなかなか良かった。
しかし、派手なバトルとかなしでセリフによる状況の説明がメインになると、やっぱりどうにもテンポの悪さを感じるようになってしまうなあ。
作画も、流石に3話となると若干クオリティも低くなってくるしねえ。
とはいえ、1話と同じくインデックスの無邪気なふるまいなどの萌え描写には相変わらず気合いが入っていて、原作より5割増しで可愛くなっているのは素晴らしいと思う。



とある魔術の禁書目録 #04「完全記憶能力」3
脚本(赤星政尚)絵コンテ(中村憲由、錦織博)、演出(小川浩輔)、作画監督山崎正和


というわけで今回は、神裂火織(伊藤静)と対峙する当麻って話。
う〜む、流石にコレはテンポが悪すぎる感じだなあ。
今回は、ラノベ特有のセリフ合戦だったわけであるが、あまり動きのない作画でのセリフの言い合いは画面的にも間延びしていて、正直ちょっと退屈な印象であった。
確かに、この辺も概ね原作どおりな所ではあるんだけども、文字で表現する小説だとさして気にならない長セリフも、やはり映像と音で表現するアニメでは、そのまんまやるとテンポが悪くなってしまうのよなあ。
なのでアニメとか(あと漫画もかな?)だと、戦闘しながら会話をして間を持たせつつ、思想とか哲学とか語ったりするというのが王道なのよなあ・・富野アニメみたく(笑)
とはいえ、神裂により語られるインデックスの真実やらは、その内容の悲劇性とか声優さんの迫力ある演技とかの上乗せもあって、そこそこに盛り上がる感じになっていたのは良かった。
でも、声付きでの当麻のあのセリフ回しは、原作以上に青臭さが全開になっていて、流石にちょっと恥ずかしい感じが増していたな(笑)