アニメ感想

風のスティグマ 第1章(通常版) [DVD]

風のスティグマ 第1章(通常版) [DVD]

風のスティグマ 第24話(最終回)「風の護りしもの」3
脚本(関島眞頼)、絵コンテ(金崎貴臣)、演出(黒田やすひろ)、作画監督山川宏治、赤尾良太郎、片岡英之)

というわけで、「風のスティグマ」もついに最終回。
今回は、パンデモニウムに突入した和麻達は、この事件の真相を知るって話。
最終回だけあってか、作画としてはちょっと気合も入っていたわけではあるが、3人作画監督でいつもながらムラがある感じで、その辺残念なところではあったな。
とりあえず、ラストの綾乃が可愛かったのは良かった。


というわけで総論。
風のスティグマ」、55点。
まあまあ面白い感じであり、なんというか90年代ちっくなアニメであった。
元の原作自体も、90年代ちっくな古い流れのライトノベルなこともあり、彩度高めな色づかいやら、凡庸気味な設定など全体的にも古めな印象であり、なんつうか90年代角川アニメの様相のある、懐かしくも古臭いアニメではあったな。
作画的にも海外GONZOという感じで低空飛行でもあり、見せ場としては少なめ。
でも、原作にあったキャラクターへの嫌悪感ある描写などは抑え気味にしたおかげか、終わりとしては爽やかな印象にもなっていて、その辺のバランスはなかなかに良かったと思う。
特に、90年代古典的ツンデレであった綾乃は非常に可愛く描かれていて、その古典的ツンデレ描写が最後まで貫かれていたのが、作品のブレをなくして安定したものにしていた。
あと「ツンデレ」と同じく、これまた「パンチラ」も古典的なパンチラ描写であり、古き良きパンチラアニメの血脈を持つ正統派なパンチラアニメでもあった。
ってなわけで、アニメの方は一区切りついた原作の5巻で終了でああり、妥当な終わり。
原作は、作者の病気療養などで止まってるようだし、まあアニメの続編とかはないだろうなあ。