アニメ感想

レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫)

レンタルマギカ ~魔法使い、貸します! (角川スニーカー文庫)

レンタルマギカ 第1話「魔法使い、貸します」(50点)
脚本(池田眞美子)、絵コンテ・演出(川崎逸郎)、演出(藤本ジ朗)、総作画監督芝美奈子)、作画監督(堀越久美子)

というわけで、「角川スニーカー文庫」刊行の、三田誠・原作の「レンタルマギカ」がアニメ化。
自分は、アニメが始まるっつうことで最近1巻を読んだらツボだったので、現在原作の方を鋭意読書中。
で、スタッフは、シリーズ構成は池田眞美子、キャラクターデザインは芝美奈子、クリチャーデザインは橋本英樹、魔術考証は三輪清宗、監督は川崎逸郎、アニメ制作はZEXCS、といった構成。
今回は、魔法使い派遣会社「アストラル」の社長である伊庭いつき(福山潤)は、同級生の功刀翔子(那須めぐみ)から依頼を受けるって話。
で内容の方は、なんというか「わかりやすくしようとして、逆にわかりにくくなった1話」といった感じかな。
アニメの方は原作の1巻の長編からではなく、いきなり9巻の短編集の話から始めているせいか、どうにもキャラや世界の説明が不足気味であり、専門用語もあまり解説なしに登場するので、正直言って唐突感がありわかりにくかった。
確かに、原作の1巻から始めた場合は「レンタルマギカ(魔法使い、貸します)」というタイトルの煽りよりも、「異種魔法格闘戦」という煽りの方があってる感じにはなるので、タイトルどおりの世界観の提示という意味では正しいとは思うのだが、それ以外の説明などはなおざりになっている感じであり、初見だと意味不明なことが多々ある感じだったんだよなあ・・展開的にもいささか強引で説明不足な感じだったし。
それにこの構成で行くと、1巻以降で登場するキャラも既にいるわけで、長編へと繋げて行くのは結構難しくなると思うのだが、どうするのだろうか?
同じ角川系の「涼宮ハルヒ」みたくシャッフル構成にするとか、もしかして長編のようなバトル展開はスポイルして「オカルトバスター」な1話完結もので行くとか・・。
・・なんというか、構成的に不安にさせてくれる1話だったなあ。
まあとりあえず、作画的には結構良かったりもしたし、声優さんもドラマCD準拠のキャストで安定感もあるわけだし、今後に期待というところかな。
あと原作だと、「ソロモンの末裔」であるアディが押し気味だったりするわけだが、アニメは関西弁声優ともいえる植田佳奈の頑張りなどで、なんとか押し返しに期待したい(笑)
で次回は、魔女の誓い。