アニメ感想

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 第1話「目覚めの日」65点
脚本(西園悟)、絵コンテ(ヤマザキオサム)、演出(清水聡)、作画監督(波風立流)

というわけで、竹宮恵子・原作である往年の名作SF漫画「地球へ…」がついにTVアニメ化。
実のとこ名前とかはよく知っているのだが、自分は原作自体は読んだことはない。
でスタッフは、監督はヤマザキオサム、脚本は西園悟堺三保根元歳三出渕裕・大野木寛・佐藤大・森田繁、キャラクターデザインは結城信輝、コンセプトデザインは出渕裕、メカデザインは石津秦志・柳瀬敬之・松本秀幸、ディスプレイデザインは佐山善則、SF考証は堺三保、アニメ制作は南町奉行東京キッズ、といったなかなかに豪華な構成。
で今回は、「目覚めの日」を迎えるジョニー(斎賀みつき)ミュウからの接触を受けるって話。
地球からの脱出、現代とは違う体制の社会、少年の覚醒と旅立ち、ミュウと呼ばれる超人類、といった感じでSF風味がピリリときいた作りであり、今後の展開を期待させる出だしとなっており、なかなかに良かった。
でも、カッコイイロボやら派手なバトルなどがあったわけではなく、ホントに序章という作りでもあり、地味でケレン味に欠ける印象があったのも、確か。
正直、もちっと派手さがあってもよかったかもしれない・・。
とはいえ、どうやらスタッフ陣は原作をかなり好きそうなメンバー構成でもあり、今後にこの物語をどのように展開・収束させていくのかは非常に期待感はある。
とりあえず、原作は読まずにじっくりと見守りたいところである。
で次回は、ミュウの船。


DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第2話「契約の星は流れた…(後編)」4
脚本・演出(岡村天斎)、演出(安斎剛文)、作画監督(小平佳幸)

ってなわけで、後編。
やはりTVドラマ的作りということで、今回の後半にはドラマにバトルにドンデンにとあり、1話より盛り上がりもありなかなかに面白かった感じ。
とはいえ、やはり地味。
大人のドラマとでも言うのか、淡々と描き静かに終わる物語は深みがあるとも言えるが、描写描写の説明が不足がちなのもあり、少々要領を得ない感じが。
特に、クライマックスに「実はドールだった」というドンデン返しがあるのは面白かったのだけども、そのためストーリーやドラマが複雑化してしまった所があり、正直自分の頭だと流れに混乱してしまった。
・・彼女は最初から黒達を罠にかけるためのドール(記憶改ざんされた他人)だったんだよな?
だとしたら、なかなかの茶番劇を演じてたよなあ・・あの構成員の人達。
まあ・・この「第1話」で、おおまかな世界観や構成はわかってきたし、地味にまったり楽しんでいきたいところではある。
つうか、一気に2回分の1話見た方が、面白さはグっと高まりそうな感じはあるよなあ。
あと、どうやら黒の能力は「電撃」で、対価は「大食い」のようである・・エンゲル係数高そうな対価だなあ(笑)
あの目から「熱線」を出す契約者の対価が「雑草食い」とかは笑ったし、今後どんな能力や対価が出てくるのかも楽しみにしたいところではある。