アニメ感想

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス)

ネギま!? #1「え〜っ、いきなり31人って言われても!」byネギ 65点
脚本(金巻兼一)、絵コンテ・演出(大沼心)、作画監督(伊藤良明、杉山延寛


というわけで、「週刊少年マガジン」で連載中の赤松健の「魔法先生ネギま!」が、「ネギま!?」となってテレ東夕方で、「やり直し(笑)」で再びアニメ化。
スタッフは、アニメ制作はGANSIS・シャフト、企画は大月俊倫、シリーズ構成は金巻兼一チーフディレクター大沼心、キャラクターデザイン・総作画監督大田和寛総作画監督は実原登、監督は新房昭之・・と、言うまでもなく「ぱにぽにだっしゅ」スタッフ。
で今回は、魔法修行の一環として10歳の少年であるネギ(佐藤利奈)は、麻帆良学園に先生としてやって来るって話。
なんだかんだで「黒歴史」となってしまった前作アニメを経て、非常に好評だった「ぱにぽにだ」スタッフを投入しての再度の「魔法先生ネギま!」のアニメ化は・・そのまんま「ぱにぽに」だった(笑)
まあ個人的には、こういうのもアリだとは思うが、ファンとしたらまたストレートなアニメ化じゃないので微妙なとこではあるだろうなあ。
まあそれはそれとして・・内容の方は、まあまあといった感じかな。
正直、深夜アニメ枠だった「ぱにぽに」に比べると夕方枠のせいで予算に限度があるのか、作画は荒めであり画面クオリティは低く、画面への演出のコントロールも大味で密度は低い感じ。
しかも、妙に凝ったあまり「意味のない」カット割りを多用するため、ぶっちゃけ見づらい。
あと、「ぱにぽに」的なお遊び・・「黒板ネタ」などが多用されてるためか、逆に画面へ集中力が散漫になっていて、これまた見づらい要因となっていた。
実際のとこ、「ネギま!」で「ぱにぽに」をやるというのは面白い試みではあるとは思うけど、基本的には「ギャグ漫画」で素養のあった「ぱにぽに」に比べると、基本的には「ストーリー漫画」である「ネギま!」でコレをやると、やはり違和感がつきまとうのは否めないなあ。
とはいえ、今のとこはまだもてあましている感があるわけだけど、「ぱにぽに」的に切るのは期待もしてるわけで、楽しみにしてみたいところである。
なにより、この「テレ東水曜夕方」という時間帯は、往年の「実験的オタアニメ」が跳梁跋扈していた時間でもあるわけだし、頑張って欲しいところである。
で次回は、仮契約。