漫画感想

からくりサーカス
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からくりサーカス (42) (少年サンデーコミックス)

からくりサーカス (42) (少年サンデーコミックス)

ついに、とうとう・・「からくりサーカス」が最終回となりました。
連載にして9年、コミックスにして43巻(多分)とまさしく「大長編」であり、サンデー読者としてずっとつきあってきた自分としては、なかなかに感無量ではあります。
まあしかし、終わり方としてはちょっと微妙だったかなあ・・。
しろがねや鳴海兄ちゃんがあっさり和解したり、最後でフェイスレスがあっさり改心したりした感じがあり、どうにも尻つぼみな感じが・・。
前作の「うしおととら」の場合は、今までのキャラや伏線やらがグングン収束してガンガン盛り上がり、最後は怒涛の疾走感をもたらせてくれてたんですが、「からくり」の場合はなんだかコジンマリと閉められてしまったというか・・なんというか・・。
「え、それで終わりなん?」
という雰囲気が漂っておりました。
藤田さんは「最高のダメ男」であるフェイスレスを、「絶対悪」にして勝達に「殺させて」終わりにはしたくなかったんですかねえ。
やっぱカタルシス的には、仲間の力が結集してドカっとぶっ倒して欲しかったところではあったかも。
まあでも「からくり」も「うしとら」と同じく、個々のエピソードやキャラクター、そして膨大な各種の設定の数々などのテンションは高く、熱く面白かったのも確かでした。
この大長編の閉めとしては、最後は納得がいかない所もありましたが、やはりそれらの「藤田節」は非常に楽しませていただきました。
まあ、本気で長い連載ではあったので、ずっとテンションを保ちつつ読めてるわけではなかったですがw
どうやら藤田さんは新作をひっさげて近日中に復活するようなので、次回作も期待したいところではあります。
できれば・・今度は20巻前後ぐらいの作品がいいなあ・・w
流石に40巻ぐらいの長い作品だと、テンション的に「ダレ」てきますからねえ。