アニメ感想

涼宮ハルヒの憂鬱 第5話「涼宮ハルヒの憂鬱Ⅲ」3
脚本(山本寛)、絵コンテ・演出(坂本一也)、作画監督堀口悠紀子

というわけで今回は、キョン長門、みくる、古泉の3人に衝撃の告白をされるって話。
1話短編を挟んでのやっとでの本編再開なわけではあるが、やはり1話挟んでの再開のためか、どうにもテンション的に1ランク下がってる感じだなあ・・リアル時間だと2週間開いてるしなあ・・。
そもそも、ライトノベルというのはその構成上「1巻完結」的に起承転結に話が進むことが多く、ほとんどにおいて一気呵成に数時間かけてテンションを保ちつつ読み進んで行くものであるからして、TVアニメのように週でぶつ切りつつ放送していくものとは、ソリが合わないところがあるからな。
特に、この「涼宮ハルヒシリーズ」の1巻である「憂鬱」は・・
「日常」→「亜日常」→「超日常」
という感じに、段階的に物語が進むところが面白かったわけなのだが、前回の「野球話」ネタバレですでに3人の「超日常」を肯定してしまっており、嘘か本当かよくわからない「亜日常」というグレイゾーンをくぐり抜けて至る「超日常」への疾走感が欠落してしまっているからなあ。
原作ファンとしては、「憂鬱」のあの疾走感が好きだっただけに、構成的なものに疑問が・・。
まあ、それはそれとするとして・・今回は、長門(宇宙人)、みくる(未来人)、古泉(超能力者)という、「ハルヒを中心」に動く三者三様の告白合戦が原作どおりにテンポよく描かれ、それ自体はまあ良かった。
でも、それぞれの告白は長セリフがゆえかダイジェスト気味であり、「ワンダー」な部分が損失しまっていて、あの長セリフが好きだった身としてはちと残念だったな。
あと、キョンカップルになれなかったハルヒがいかにも不満そうな顔をしてる辺りも可愛くて良かった・・EDの「大文字」にしてカッップルを強調する辺りのとこも(笑)
で次回は・・「孤島症候群(前編)」・・また話が飛ぶのか、マジっすか?