アニメ感想

桜蘭高校ホスト部 第1話「今日から君はホストだ」5(85点)
脚本(榎戸洋司)、絵コンテ・演出(五十嵐卓哉)、作画監督(長谷部敦志)、レイアウト作画監督補佐(高橋久美子伊藤嘉之

というわけで、「月刊LaLa」掲載の原作・葉鳥はビスコの「桜蘭高校ホスト部」がついにアニメ化。
自分は原作は、名前を知ってる程度。
でスタッフは、シリーズ構成は榎戸洋司、キャラクターデザインは高橋久美子、監督は五十嵐卓哉、アニメ制作はボンズ、といった構成。
今回は、セレブな高校・私立桜蘭学院に入学したハルヒ坂本真綾)は、ひょんなことからホスト部に入部することになるって話。
えと・・・・・なに、この神がかかった画面作り?
前情報などをほとんど得ていなくて、まったくのノーマークでの視聴だったので、このいきなりの度肝を抜かれる画面作りに圧倒された。
調べてみると、アニメ制作はあのボンズで、監督は五十嵐卓哉だったのね・・。
いやもう、佐藤順一譲りのポップでテンポのいい映像をキュっと手綱を絞った感じの五十嵐卓哉らしい抑制のきいた洗練された画面作りで、そのカッチリとコントロールされた全くもってスキのないバランス感覚抜群な映像は、まさに白眉だった。
スタッフ見ると、レイアウト作画監督補佐に高橋久美子伊藤嘉之おくだけでなく、原画に川元利浩鈴木典光林明美、宇佐見皓一なんかのキャラデ・作監レベルを配しての圧倒的布陣で、まさにボンズクオリティって感じだった。
・・意外な伏兵だったなあ・・びびらされたよ。
しかもこれまた前情報を得てなかったおかげか、ハルヒが「女の子」だっつう事にあの先輩と同じく「まったく」気づかなくて最後のハルヒに・・激萌えした(笑)
つうか、ハルヒの声が坂本真綾だっつうことにもこれまた「まったく」気づかずに、キャスト見てびびった。
坂本真綾って、こういう演技もできるんだ・・すげえな。
とまあ、驚かされっぱなしの30分で、情報とか得てないとこういう「驚き」とかあるのがアニメのいいとこだよねえ(笑)
しっかし、五十嵐卓哉ボンズでアニメを作る日が来るとは思わなかったな・・佐藤順一幾原邦彦と同じく、東映やめてフリーになったのかな?
それなら今後は色んなとこでの五十嵐卓哉の仕事ぶりが見れそうでもあり、楽しみではあるな。
そういや、五十嵐卓哉榎戸洋司が同じ仕事するのも「セーラームーン」以来になるのだろか?
この二人の組み合わせというのもなかなかに楽しみであり、今後が期待できそうなアニメである。
ウテナ」っぽい、演出があったのは、アレはやっぱ榎戸脚本の指定なのかなあ・・。
で次回は、ハルヒホスト部でのお仕事が始まるって話。
しかし、「涼宮ハルヒの憂鬱」もハルヒだし、ハルヒってそんな多い名前なのだろうか?・・がっつりブッキングしてるもんなあ。