アニメ感想

◆シムーン　第１話「堕ちた翼」４（７５点）
脚本（小山田風狂子）、絵コンテ（西村純二）、演出（加藤敏幸）、作画監督（西園忍）

というわけで、多分オリジナルアニメな「シムーン」がスタート。
スタッフは、キャラクターデザイン・総作画監督は西田亜沙子、メカデザインはＪｉｎＳｅｏｂＳｏｎｇ、監督は西村純二、アニメ制作はスタジオディーンって構成。
今回は、隣国との戦闘で死んだシムーンの乗り手の補充員として謎の少女・アーエル（新野美知）がやって来るって話。
う〜ん、独特な雰囲気だなあ。
初期情報から予想していた「百合百合」というよりは「お耽美」な世界で、キャラデザにメカデザに演出に音楽と、なにからなにまで徹底して独特な世界観と雰囲気を作り込んでいて、なかなかに見ごたえがあった。
正直、初っ端から専門用語のオンパレードなので世界観やら設定がわかりにくくはあったのだが、この「徹底した世界観作り」はなんだか昔懐かしのアニメの臭いをも漂わせていて、「設定オタ」でもある自分には程よい栄養分でもあり、わざわざ気を締めてもう一回見た（笑）
まあ話自体はオーソドックスでもあり、ある程度の用語を覚えればついてはいけそうな感じである。
ありがちなアニメ的直線フォルムでない独特のフォルムを持つシムーンなどのメカデザも流麗で世界観によくあい、セルとＣＧの融合もほどよくなされており、今後の飛行シーンなども期待したい。
あと、出崎統を思わせるかのような止め絵演出を使う監督の西村純二の演出ぶりにも大期待。
今回は特にアムリアが死ぬとことか良かった・・どこの「ベル薔薇」だよ、って感じで（笑）
しかし、喜多村英梨と能登麻美子のキャラはアレで死んだのかな？・・だったらすごい使い切りぶりだな（笑）
で次回は、青い泉。

◆いぬかみっ！　第１話「裸でドンマイっ！」４（６５点）
脚本（玉井☆豪）、絵コンテ（武蔵境考）、演出（中山敦史）、作画監督（友岡新平）

というわけで、電撃文庫刊行の有沢まみず原作による「いぬかみっ！」がアニメ化。
自分は原作は未読です。
スタッフはシリーズ構成は玉井☆豪、キャラクター原案は若月神無、キャラクターデザインは友岡新平、監督は草川啓造、アニメ制作はセブン・アークスって構成。
で今回は、啓太（福山潤）とようこ（堀江由衣）は、カップルに対する恨みから人の衣服を脱がせてしまう能力を持った妖怪の退治を頼まれるって話。
大月俊倫Ｐ＆スターチャイルドのお約束ラインによる、堀江由衣押し出しアニメ。
この頃はヤマトナデシコの片割れである田村ゆかりがブイブイ言わせてて堀江由衣はいまいち影が薄かった気がするのだが、やっとで再起動なんかな？
まあそれはそれとして、初っ端から堀江由衣に思わせぶりなエロいセリフを言わせる狙いぶりがあざとくて・・よかった（笑）
まあ設定自体はどうにもありがちで押し出しに欠ける感じであり、なんだか打ち切りになりそうな「少年漫画」ってところだったんだが、第１話のためかテンポ良くサクサクと動く作画は心地よく、なにより男の裸満載のお色気とお下劣が交じったノリはお馬鹿でもあり楽しかった。
っていうか、啓太とようこの関係って「うる星やつら」のそれだよね・・そうだよね（笑）
ようこからの攻撃を避けながら町中を逃げ回る啓太のシーンなんて、「そのまんま」でワロタ。
まあこのお下劣で馬鹿な内容は頭空っぽにして楽しめそうではある・・あと堀江由衣の汚れぶりも（笑）
で次回は、マッチョ・・ってやっぱそういうノリなんだ（笑）・・まあ、テレ東は男の裸ならＯＫだもんな。