アニメ感想

ふたりはプリキュア Splash Star 第4話「うっそー!?春の景色とセミの声」4
脚本(羽原大介)、絵コンテ・演出(矢部秋則)、作画監督(高橋任治)

というわけで今回は、舞が美術コンテストに出展するために春の風景を探すって話。
前回の体育系のソフトボール少女・咲の話に引き続き、今回は美術系の絵描き少女・舞の話。
前回が咲のソフトボールでの勝利に舞が後押ししたのと同じく、今回は舞が美術部に入るのに咲が後押しをし、二人の関係は良いバランスとなっており、話的にもいいバランスとなっていた。
今作は前作のマイナーチェンジの部分もあるわけだが、シリーズ構成が女性になったためもあるのか、前作を主線として描き直されて、より繊細にコントロールされバランスを取りつつ「洗練」されて来たって感じがあるな。
まあそれはそれとして今回は、舞の話ではあるわけだが、舞の家族はなかなかに「変」な感じで良かった。
舞が美術系なら、兄が生物系で、母が考古学で、父が天文学のようで、なかなかにインテリでアカデミックな家族である。
SplashStarはどうやら「友達」ってテーマだけでなく、「家族」というテーマにも焦点を当てて行くようであり、舞の家族の活躍にも期待ができそうである。
あと、今回もカレハーンは、咲のツッコミに「ツッコまれるとは」と言ったり、意外に賢く二人を分けて各個撃破したりといい味出していた。
蝉が生物なのにザケンナー化したのとか、舞の美術部入部の理由とかにもきっちり説明描写が入ったりと、今作はなかなか親切設計だよなあ。
で次回は、舞の兄貴に咲が惚れる話・・兄貴はやっぱ藤Pの位置付けなのかな?・・藤Pよりは変人っぽそうだけども(笑)


しにがみのバラッド。 第1話「きみのこえ。」3(55点)
脚本(吉田玲子)、絵コンテ(望月智充)、演出(木村隆一)、作画監督堀内博之

というわけで、原作・ハセガワケイスケ、イラスト・七草の「しにがみのバラッド。」がアニメ化。
自分は、原作は持ってますがまだ未読です・・最近こんなのばっかだ・・。
まあしかし、どうやらこれも前の「半分の月がのぼる空」と同じく全6話らしいんだけども、この枠はラノベ全6話枠になったりするんだろうか?
あんまりサクサクと消費して行くのはもったいないとは思うんだけどなあ・・。
まあそれはそれとしてスタッフは、シリーズ構成・脚本は吉田玲子、キャラクターデザイン・総作画監督堀内博之、監督は望月智充、アニメ制作はグループタックという構成。
で今回は、少年・公太(金田晶代)は喘息持ちの少女・麻依(斎藤千和)と共に猫のブルーを育てることになるって話。
う〜ん、まあまあかな。
テクニカルな吉田玲子・脚本に望月智充・絵コンテにと、説明過剰でなく二人の関係や状況説明をする淡々として情緒感豊かな物語展開や画面作りなどは良かったのだが、ネタとしてえんどコイチの傑作漫画「死神くん」のように、「死」を題材に取り上げていて、「死ぬこと」が前提で話が進んでいるせいもあってか、「オチ」がわかっている感じがあって、どうにも乗り切れなかった。
死神のモモが最後にガツンと出てくるのは良いんだけど、結局何が言いたいのかよくわからなかったつうか、そんな感じが・・(笑)
まあオムニバス形式で短編を放出して行く感じのようだし、もしかしたらガツンと良い話があるのかもしれないので、今後に期待かな。
あと、モモ役の小林晃子って人がいまいち上手くなくてこもり気味な声があんまりだっなあ・・清水愛斎藤千和にやらせれば良かったような気が・・(笑)
で次回は、さかなのころ。