アニメ感想

極上生徒会「素晴らしく冴えたやり方」3
脚本(黒田洋介)、絵コンテ(岩崎良明)、演出(山崎茂)、作画監督山川宏治)、総作画監督下谷智之

「たったひとつの冴えたやり方」とは、関係ありそうで関係なさそう。
というわけで今回は、りのと香が人形部で起きたある事件に挑むって話。
このアニメ、「萌えアニメ」のようにキャラが女の子しか出てこないわけなんだけども、絵柄などのせいもあってか、なぜかどこか懐かしい少年漫画を思わせるようなまっとうな作りであり、深夜アニメなのにまったりとほのぼのに楽しい・・っつうか、全然深夜っぽくない。
今回も非常にオーソドックスで単純な「推理もの」として話が進み、まっとうに事件を解決して終わる。
正直、意外性とか派手さとかあんまりないわけだが、この「まっとう」過ぎる作りがなぜか心地よい感じ。
で、今回はりののライバルである香の話であり、香の誠実さの出たちょっと良い話。
なんか、キャラもひねたとこなくてまっとうな感じなんだよなあ。
で次回は、生徒会と料理研究会が料理対決。


極上生徒会「華麗なる対決」3
脚本(白根秀樹)、絵コンテ(狩生豊)、演出(久保山英一)、作画監督(菅原浩喜)、総作画監督(川田剛)

というわけで今回は、一月分の予算をかけて遊撃と隠密がカレー対決をするって話。
何というか、相変わらず基本的な感想は変わらない感じだな・・どこか懐かしい少年漫画を思わせるまっとうでオーソドックスな学園ドタバタ。
黒田洋介は非常に器用な脚本家であり、なかなかに引き出しが多く、そのほとんど関わった作品を一人で執筆することで、「作品の統一感」を出すのは抜群に上手い。
そして、かつて自らが影響された様々なアニメや漫画などをリスペクトやオマージュしての、作品の「雰囲気作り」ってのが巧みなんだよね。
なんか、今回は珍しく別の脚本家が書いてはいるが、「雰囲気」は変わってはいない。
まあなんなんだろね、この「懐かしさ」は。
深夜アニメとは思えないこのまったり具合、ほのぼのドタバタ感。
突出した「何か」があるわけではないのだが、なぜか妙に落ち着く。
まあそれはともかくとして、なぜか今回はカレー対決。
お約束とも言えるベタな展開やギャグ(「メガネメガネ」とか「本名で呼ばないで」とか「ナマステ」とか)の連続ではあるんだが、地味に面白かった。
作画も結構崩れ気味ではあるんだけども、「ネギま」と違ってシンプルでフラットな絵柄のせいもあってか、あんまり気にならないんだよな。
なんだか、まったり楽しむアニメだな。
で次回は、プッチャンの呪い。