アニメ感想

魔法先生ネギま!6時間目「A fronte praecipititum a tergo lupi」3
脚本(大河内一楼)、絵コンテ(中津環)、演出(まつもとよしひさ)、作画監督(昆富美子)、レイアウト監修(加藤はつえ

というわけで今回は、桜通りで吸血鬼事件が起こり、ネギは調査をするって話。
う〜ん、やっぱ作画方面で損してる感じだなあ。
脚本のバランスとか、演出的テンポとか悪くはないんだけど、作画的重みやスピード感にいまいち欠ける・・ようするに「映え」がない。
それゆえに、エヴァとのバトルがそれほど盛り上がってないんだよな。
原作の方は、「萌え」はもちろんだが、ああいうバトルによる「燃え」も、圧倒的な演出作画力で非常に面白いものに仕上げてるからなあ。
後半で作画が盛り返してくるとの情報もあるが、果たしてどうなることか。
まあそれはともかく、本格的にエヴァ茶々丸が登場し、その本性を明らかに。
声優自体はどちらも悪くはなく、まあ今後の活躍に期待したいところである。
しかし、前衛(フロント)がミニステル・マギ(戦士)で、そのマギステル・マギ(魔法使い)の呪文詠唱を守るために存在するってのがわかりやすかったな。
で次回は、ネギ先生が修行。


スターシップ・オペレーターズSE:06「グレート・エスケープ(後編)(GREAT ESCAPE)」3(60点)
脚本(富沢義彦)、絵コンテ(渡部高志)、演出(浅見松雄)、作画監督(沖田篤志、尾崎正幸)

うわあ!、レンナが死んじまったよ!、マジですか!?
というわけで今回は、王国からの宣戦布告を受けクーデター軍が戦うシュウで、シノン達はそれぞれアマテラスへの帰還のため動くって話。
なんか、結構話を変えて来たなあ・・ちなみに、原作だとレンナは死なないし、シノン達も軍事基地ではなく砂漠の塩湖でランデブーだったりする。
レンナの死はまあおいとくとして、軍事基地からレポートして脱出ってのはちと無茶すぎる感じだったな。
確かに、原作だとあっさり気味に脱出するんで盛り上げとしてそういう風にしたんだろうけど、ちと強引だな。
「グレート・エスケープ」というサブタイトルから、映画「大脱走」風に、「穴掘り」やら「バイクジャンプ」を入れたんだろうけど、これもちとネタとしてはやり過ぎな感じなところ。
あと、自分としても楽しみにしていた、レンナ最大の見せ場である無重力空間を利用した「宇宙撃ち」のシーンも、これまたあっさりカット。
軍事基地うんぬんより、こっちに力を入れて欲しかったところなのだが・・。
シノン達のシャトルの脱出も、軍事基地うんぬんでなくて空軍と絡めてやったら十分に盛り上がる内容だとは思うのだが・・。
で、原作との最大の差異である「レンナの死」ではあるが、個人的には盛り上がりとしては悪くないと思う。
とはいえ、キスカとリオのキスもそうなのだが、キャラの描き込みや掘り下げがいまいち薄いんで唐突感があり、盛り上がりとしていまいち欠けるのは否めないところである。
まあとりあえず、これでかなりアニメオリジナルな感じにはなって来てるので、その辺どう転がしてくれるかは楽しみなところではある。
で次回は、スターダスト・メモリー前編・・さあ、艦隊戦ですよ!