小説感想

「3年半前」の、星界の戦旗第3巻「家族の食卓」の感想をあげてみる・・。
ああ、なんか長文だなあ・・俺って、星界やはり愛してたんだなw
しかし、
>それでは、次巻が楽しみです。
>っていうか、いつになるんだろうなあ(笑)
>でも、今回で地固めはしているので、結構早くに出そうな気はしますね。
>まあ、1年以内と予想です(笑)
1年以内とは、俺も大きく出てたなw


◆第3巻「家族の食卓」
星界の戦旗〈3〉家族の食卓 (ハヤカワ文庫JA)
長かった・・2年半・・。
というわけで、前巻の「守るべきもの」からはや2年半が経ち、ようやく出ました第3巻(笑)
その間に、アニメになったりマンガになったりゲームになったりCDがでたり、と色々あった星界シリーズ。
まあ、そのためかそれ程「待った」って程でもなかったりはしますが(笑)
でまあ、今回は「ディアーホ3部作」が完結です。
というか、今後のジントとラフィールの長い戦いのための地固め、導入って感じでしたね。
今回はハイド星系を中心にして、ジントとラフィールの帰郷と、新造艦である襲撃艦によって構成された蹂躙艦隊の結成を描いていました。
で、それに伴い惑星デルクトゥーのクー・ドゥリンとも別れさせ、惑星マーティンのティルとリナのコリント夫妻とも別れさせて、
ジントを故郷から完全に「決別」させてしまいました。
まあ、これで心置きなくジントとラフィールの物語が描けるってことだね(笑)
とまあ思っていたより派手な事やひと悶着はなく、わりとあっさりと地味に淡々と、深く静かに進行していたって感じですな。
で、ジントとラフィールの仲も、前回からより深く進展はしてるようですが、<どこまで行ってるかは不明(笑)
それがゆえに二人の種族的、思想的隔たりが、二人の間に少し影を投げかけているようです。
(交通艇で一人空間を疾駆するラフィールの、「悩んでるんだな、わたしは」って所が印象的)
果たして、「空間と戦闘」を好むアブリアルであるアーヴのラフィールと、
「地上と平和」を好む地上人であるアーヴのジントとの恋の行方はどうなるんでしょうなあ(笑)
なんか今回はいつも通り二人は口喧嘩ばかりでしたが、前回と違いずっと着かず離れず状態で、より「恋人」って感じでしたな。
恋人ってのは常に喧嘩状態ですからなあ、なぜか(笑)
で、もしかしたら次回からはエクリュアも加わって「猫抜きの三角関係」が勃発するかもしれないですな(笑)
そういや、今回のエクリュアもなかなかイケてました。
なんといっても、ハンドルを握れば性格が変わるのは面白かったね(笑)
しかも、音痴で毒づき癖があるらしい(笑)
で、襲撃艦による蹂躙艦隊も、結構身内で固めてきた模様。
次からは蹂躙艦隊司令であるアストリュアとその参謀であるソバーシュ、
そしてその貴下である襲撃艦のラフィール(艦長)、エクリュア(副長)、そしてジント(主計)による新たなる物語と戦いが語られることでしょう。
今度からは3カ国連合や人類統合体の方の描写も増えるようですからそれも楽しみです。
次は大きな戦いになるだろうしね。
襲撃艦の運用問題に関しても色々あるかな?
それにしても、今回はゲストにセールナイが出てくるとは思わなかったな。
まあでも、あんまり出番はなかったですが(笑)
今後はセールナイ共々、ハイド伯爵家の家臣となったサムソンも登場するのでしょうか?
つうか、もうハイド伯爵家絡みは出なさそうなんだけどなあ。
セールナイは別にどうでもいいけど、サムソンが出なくなるのはちと残念だからなあ。
その辺気になる所です・・いや、たぶん出すとは思うけど、サムソン3部作とかで(笑)
いや、セールナイ3部作かも・・って2人とも猫と一緒か(笑)
つうか、サムソンXセールナイって感じのやり取りがあるのかな?
それにしても、星界は独特の文体表現やセリフ回しが面白いですな、やはり。
この頃はライトノベルの甘い文体に慣れていたので、最初の読み始めは取っ付きにくかったですが、
読み慣れるとあの独自の世界に浸りますな。
そういやあ、ひとつ気になったのが、今までは1ページ18行だったのに、今回のは1ページ17行で文字が少し大きくなってましたね。
ちょっと、ライトノベルみたい(笑)
でまあ、今回は思ったより地味であっさり気味でしたが、なかなか面白かったです。
次回への雌伏って感じで今後が楽しみな感じでしたしね。
ジント、ラフィールは無論のこと、クー・ドゥリン、コリント夫妻との心的葛藤も描かれていましたからね。
まあ、ちとあっさりしすぎかな、という気もしましたがね(苦笑)
あと、ジントとラフィールが地上に降りて・・、っていうのがなかったのもちと残念でしたが。
で、今回の名セリフはやはり、「わたしは彼の大地となり、彼をわが大地としよう」でしょうな。
アニメだと、どうなるんでしょうな(笑)<なればいいね・・
さてさて、故郷と決別し、アーブとして生きることを決意したジントと、
休暇を終え、愛すべき灼熱の戦場へと帰ってくるラフィールのこれからはどうなるのでしょうか。
それでは、次巻が楽しみです。
っていうか、いつになるんだろうなあ(笑)
でも、今回で地固めはしているので、結構早くに出そうな気はしますね。
まあ、1年以内と予想です(笑)