アニメ感想

DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第一話「契約の星は流れた…(前編)」70点
脚本・絵コンテ・演出(岡村天斎)、作画監督小森高博

というわけで、原作・BONES&岡村天斎によるオリジナルアニメ「DARKER THAN BLACK 黒の契約者」がスタート。
しかし、「コードギアス 反逆のルルーシュ」といい、名前が長いな(笑)
でスタッフは、原作はBONES・岡村天斎、監督は岡村天斎、キャラクター原案は岩村裕二、キャラクターデザイン・総作画監督小森高博、音楽は管野よう子、アニメ制作はボンズといった構成。
ってなわけで、派手派手でケレン味たっぷりだったコードギアスの後番組をボンズがやるということだったでどうなることかと思ったのだが・・蓋を開けてみると、やっぱりいつもの地味地味なボンズ作品だった(笑)
いやなんつうか、ホント地味・・よく言えば質実剛健
ラノベっぽい世界観に異能バトルを主軸にして、世界背景の描き込みなどは流石はボンズという感じで、演出作画もふくめて非常によく出来てはいたのだけども・・いつもながらに押さえに押さえた作りはキャッチーさに欠け、ぶっちゃけ退屈な印象とはいえる。
これがもしサンライズでこのネタをやるなら、もっとあざといまでのキャッチーさでガリガリに押した感じになりそうなものだけども(「スクライド」とか「舞−HiME」とか、もちろん「コードギアス」も・・って全部、谷口悟朗からみか)、まあこの辺の質実剛健ぶりが良くも悪くもボンズならではであるのだろうなあ・・嫌いではないけども。
あと、2回で1話の構成という、「海外ドラマ」を意識したような作りも地味さに拍車をかけていて、前編である今回はガリガリの異能バトルは次回まわしとなっているようで、どうにも引きとしては盛り上がりに欠けたのも痛かったかな。
でも、そこはそれ2回で1話な密度ある話が見れるかもという、予感はある・・「フィギュア17」みたく・・。
まあそんなわけで、こういうラノベ的ノリは自分的にも好みでもあり、この枠特有で竹田プロデューサーお墨付きであろうエログロ描写もアリアリそうでもあり、「大人のアニメ」って感じでまったり地味に期待したいところではある・・ってか、「妖奇士」もこの時間帯とかのがよかったかもなあ(笑)
あと、OPがTMRでEDがRie fuというSEEDミュージシャンの共演構成もなにげによかった・・特にロックテイストなTMRのOPは格好良いね。
で次回は、後編ってことで。