小説感想

◆「十三番目のアリス」65点
著者(伏見つかさ)、イラスト(シコルスキー)

十三番目のアリス (電撃文庫)

十三番目のアリス (電撃文庫)

というわけで、今巻がデビュー作となる伏見つかさの「十三番目のアリス」の第一巻。
誇り高きお嬢様・九条院アリスは誕生日を控えたある日、彼女を「十三番目(サーティンス)」と呼ぶ奇妙な少女と出会うって話。
実に電撃文庫的な王道(オーソドックス)とも平凡(ステロタイプ) とも言える内容であり、非常に直球ストレート。
ツンデレ」に「学園」に「異能」と、俗に言う「現代学園異能」と言われるカテゴリの典型的な作りで、「既視感(どっかで見たような)」たっぷりであり、オリジナリティというものは正直あまり感じられなかった。
とはいえ、それゆえに「安定度」も高く、全体のバランスもほどよく取れているので安心して読めたのも確か。
個人的にはこういうありきたりでも王道なネタは大好きなんで、続きは楽しみにしたいところ。
それはそれとして、エピローグのジョジョポルナレフネタには爆笑した(笑)


>参考
著者サイト
http://fusi.blog10.fc2.com/
絵師サイト
http://sikorsky.sakura.ne.jp/