アニメ感想

D.C.S.S.ダ・カーポ セカンドシーズン)#1「あれから2年…」4(75点)
脚本(長谷川勝己)、絵コンテ・演出(後信治)、総作画監督(高品有桂)、作画監督湯本佳典

というわけで、以前放送されていた原作サーカスの「D.C,(ダ・カーポ)」の正統な続編である、「D.C.S.S.ダ・カーポ セカンドシーズン)」がスタート。
好評(かどうか不明なものもあるが)につき続編ってのは、昨今のお約束だね。
スタッフは・・シリーズ構成は長谷川勝己、キャラクターデザインは高品有桂、監督は名和宗則、助監督は後信治って構成で、メインスタッフが抜けて、前のサブスタッフ(長谷川勝己後信治)に変更といった感じである。
で今回は、あれから2年の月日が経ち、元気を取り戻した朝倉純一(秦勇気)の前に謎の少女が現れるって話。
・・あら、意外によくできてる。
前作のサブスタッフであった、長谷川勝己後信治がメインスタッフやってるだけあってか、前作にあった美麗な作画に情緒感ある演出は受け継がれており、まったりとした雰囲気もそのままに、「続編」という体裁は十分整っている・・あの「ありえねえ」朝起こしイベントとかも、ちゃんと前作とのリンクとなっているしねえ・・なんかエヴァのTV版26話みたいだったけど(笑)
まあそれがゆえに、前作知らないといまいちキャラの配置とか流れとかがわかりづらく、初見の人には辛いかもしれない。
かくいう自分も、前作のことは結構忘れてるんで、キャラが出てくるたびに記憶が少しづつ蘇る感じだった(笑)
まあそれはそれとして、細かい描写などもしっかりした演出のテンポも良く、作画も美麗であり、美術も情感たっぷりで、非常に出来が良かった。
今回はどうやら音夢とさくらのダブルヒロインがいなくなり、小鳥がメインヒロインに昇格しており、なんつうか堀江由衣演じる小鳥が艶やかさ炸裂でメチャ可愛く、エロゲー的なお風呂イベントなんかも非常に萌え萌えであった。
この安定度が続くなら、期待できるかもしれない。
それにしても、今回は「実写」とか「ショートストーリー」とか前作の実験的なアレがなくなってるので30分たっぷりストーリーが見れるのでやはり見やすいな・・物足りなく感じる部分もあるけど(笑)
で次回は、読めない地図。


エレメンタルジェレイド 第十四唱「煌珠狩者(エディルレイドハンター)、再臨」4
脚本(玉井☆豪)、絵コンテ(太田雅彦)、演出(高橋順)、作画監督(服部憲知)

というわけで今回は、一人旅立ったレンを追うクーは、エディルレイドハンターのヴォルクスと再会することになるって話。
エディルレイドハンター・ヴォルクス(置鮎龍太郎)&チルル(釘宮理恵)再び、ってことで、虐げられながらもヴォルクスに従うチルルの「理由」が語られる話。
典型的な「ストックフォルム症候群」・・ではなく、「自分を必要としてくれたから」というのはお約束ではあるが一応納得も行き、ちょっぴり感動。
これに、ヴォルクスがエディルレイドを「道具」として扱う理由付けがつけば、話としては完結するかな。
まあしかし今回良かったのは、「自らの信念」のために旅立ち、ヴォルクスの前に立ちはだかるシスカであった。
素直にクーに謝ったり、エディルレイドを守るために行動するシスカの実直さ(普段の行動はおいといて)はいいね・・ちゃんとシスカらしく怒ったり「有給」で休暇取る辺りがさらにいい(笑)
クーとは別れ別れに探すかと思ってたけど、どうやら一緒に行動するようで、挿入歌がかかっての出発は良かった。
しかし、レンはあんな感じでよく一人で旅できるな・・金とかどうしてるんだろう(笑)
で次回は、風車の村・・第1、2巻のネタをここで使うわけか。