アニメ感想

エレメンタルジェレイド 第十唱「愛と欲望の賭闘場(ミリアルド=トレイ)」3
脚本(村山桂)、絵コンテ(太田雅彦)、演出(筑紫大介)、作画監督(窪田康高)

というわけで今回は、クーとレンはお金を稼ぐために賭闘場に参加するって話。
このアニメの良いところはやはり、クーとレンの関係を丁寧に描いているところであり、今回も相手を大切に思うあまりに過剰な庇護欲を見せる保護者然としたラサティと、その被保護者であるリィリアの関係とを対比させて、一方的に「守られる」だけでなく「一緒に頑張る」関係を築こうとするレンと、そしてそれに答えるクーという非常に爽やかで微笑ましい展開がきっちり描かれていて、その辺のふたりの「微妙な距離感」が初々しいカップルを見てるようであり、楽しい。
簡単に言ってしまうと、「可愛いじゃねえか、この野郎」ってことなのである(笑)
まあそんな感じで、「二人の関係」が主体としてきっちり描かれているので、このアニメ、尻座りは結構いいんだよね・・話自体はそんな面白いってわけじゃないんだけども(笑)
あと、シスカの「金の亡者ぶり」やらの極悪ぶりが楽しく笑えるのも、もちろん言うまでもない。
やっぱキャラがいいんだよなあ・・。
しかし、この話は結構引くんだな・・一応オチは楽しみにはしてるので、多分最後となるであろう次回に期待。
で次回は、クーとラサティが決戦。


うえきの法則 第十話「むくわれぬ正義の法則」3
脚本(荒木憲一)、絵コンテ(福富博)、演出(開祐二)、作画監督(宗崎暢芳)、総作画監督(堀越久美子)

というわけで今回は、黒影と植木の決戦って話。
うえきの法則」の特徴として、それぞれの能力者には色々背景があって、それが結構臭くて強引な感じってのがある。
それに乗れるか乗れないかで、楽しめる楽しめないが大きく作用されるところではあるんだよな。
今回の敵の能力者である黒影も、もちろんそういった背景があって、臭いのはいいとしてもちと強引に感じた。
流石にそれは理不尽だろう・・いや、その理不尽さがゆえの怒りなのはまあわかるんだけども、その展開が強引なため、黒影の背景にちと乗れなかったんだよね。
まあそれでも、「むくわれぬ正義」であろうと自らの生き方、自分の信じるコバセンの正義を貫こうとする植木は格好良くもあり、熱くはあった。
レイマンとのバトルの方も、なかなか派手で良かったが、前回の方が動きが良かったな・・ちと残念。
で次回は、植木が「ロベルト十団」に入団。