アニメ感想

電童よ、永遠なれ・・
機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE19「見えない真実」3
脚本(吉野弘幸両澤千晶)、絵コンテ・演出(鳥羽聡)、作画監督椛島洋介、鎌田祐輔)

というわけで今回は、黒海沿岸都市ディオキアに寄港したミネルバの元に、デュランダル議長とミーアがやって来るって話。
うわあ・・作画が濃いなあ(笑)
どうやらAパートは椛島作監のようであり、なんかノリノリミーアが妙にエロい(笑)
椛島洋介は、種デスでも第1話や第14話のメカ作監なんかもしていて、メカはベラボーに上手いんだけども、キャラは濃いからなあ・・。
今回も、所々のメカはベラボーに密度が高くて、キャラがベラボーに濃い・・なんか色々別キャラっぽい(笑)
まあそれはともかく、今回はドラマ編。
メインは 、怪しさ爆発の風情の議長による「戦争のお話」
この辺、「社会派」の竹田プロデューサー(また今回声優で出てたな・・萎え)の意向か、非常に直球で、わかりやすい説明であった。
基本的にガンダムの戦争は、トンデモな理由や方法による「なんちゃって戦争」なんで、あまりに直喩的な「反米思考」な軍産複合体批判とかは、正直引くな。
まあ、視聴対象である子供にはわかりやすいであろうが。
そもそもロゴスは、「コーディネイターという異分子を排除することによる世界支配」という指向性な気がするので、議長の主張と差異があるのだが・・これはミスリードかそれとも、ミスなのか・・いまいち判断がつかんなあ・・あの議長の言うことだし(笑)
つうか、「戦争のコントロール」ってのは、どっちかって言うと議長が考えてそうな感じなんだが・・「コントロールできない」であろうアーケンジェル狙ってるっぽいしなあ。
しかし、「儲かるから戦争を起こす」というロゴスってのは、「儲かるからガンダムを作る」というバンダイへの皮肉にも聞こえなくはないけど・・そういう「ガンダムX」のようなメタフィクション的な意味合いはないのかな?(笑)
それはそれとして、「守るために戦うべき」というシンと、まだ「戦いへの迷い」のあるアスランの対比がここでも登場し、キャラ分けとしてはなかなか良い。
まだまだ色々ぶつかりそうな二人である。
で、もうひとつのメインは、やはりミーアの登場。
相変わらずのノリノリライブは、やはり凄まじいな・・ザフトは楽しそうだな(笑)
久々登場のミリィも、「おっぱいのデカイ」ミーアを怪しんでるようでもあり、そのうちバレネタもあるかな。
しかし、ルナマリアメイリンにミーアと、アスランを巡る押せ押せ恋の駆け引きもなんかもう大変・・アスランはなんでそんなにもてるんだ(笑)
でも、最後に勝つのはやっぱカガリだろうなあ・・アスランって真面目そうだからな。
あと、椛島メカ作家による濃い密度でのラクスライブVerザクWと、グフイグナイテッドも登場。
西川貴敦演じるハイネはほとんど出番なし・・グフI共々、今後の活躍に期待か。
しかしグフイグナイテッドは、元のグフとほとんど変わらない感じでつまらないデザインだよなあ・・種ザクみたいなリアレンジに期待してただけに残念。
あと細かい所では、連合強化人間チームの「俺は生まれた、戦うために」という感じの強化人間特有の悲哀があるとこは良い感じ・・オクレ兄さんはなんか良い味出してるな。
そういや今回は「ワンコまっしぐら(笑)」な感じだったレイだけども、あれってネオとステラの関係とちと似てる気がするのだが、これも伏線なのだろうか・・タリアは色々知ってそうだが。
それと、今回は脚本に「舞−HiME」で活躍中の吉野弘幸さんが久々に復活・・もしかしたら種デスでも脚本書くのかな?・・ちと、楽しみではある。
で次回は、ついにシンの過去話が登場・・楽しみではあるのだが、なんかまたもや総集編臭い・・不安だ。


舞-HiME第3話「炎の舞/星の誓い」4
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ・演出(小野学)、作画監督(竹内浩志)、DNメカ作画監督(重田智)

というわけで今回は、HiMEへと覚醒した舞衣は、チャイルド・カグツチを呼び出し戦うって話。
第3話にしても相変わらずの圧倒的作画で、迫力ある戦闘描写と、細かい日常描写を魅せてくれてるな、スゴイぜ。
ってなわけで今回は舞衣の覚醒と謎の敵オーファンとの初の戦闘、そして現在の状況説明と非常にバランス良い展開構成であり、話的にも絵的にも期待感を持たせる作りとなっている。
前半の戦闘も、原画に大塚健やらメカ作監に重田智を配しての圧倒的迫力であり、何と言っても宮武一貫(スタジオぬえ)によるデータウェポ・・もといチャイルドであるカグツチの大迫力の巨大描写は圧巻。
梶浦由記の音楽がこれまたいい仕事をしていて、場を非常に盛り上げてくれている。
日常描写も、「マシンロボレキュー」の竹内浩志のキャラ作画により、表情やら仕草が非常に豊かでもあり、こっちはこっちで色々楽しませてくれている。
特に、命のコロコロ変わる表情とか仕草が非常に良いね。
という感じで過不足ない滑り出しであり、今後に期待である。
で次回は、なつきが大変なことに・・。
何が「決まっている」んだ、何が(笑)

・第2巻映像特典第3話「高等部1−A紹介」
脚本(吉野弘幸)、絵コンテ・演出(小原正和)、作画監督久行宏和)、原画(鈴木幸江)

瀬能あおい(新谷良子)と原田千恵(斎賀みつき)による、一応1−A紹介。
一枚絵だけど、二人の気合いの入ったエロい絵があるのがいいね・・本編じゃ絶対無理だろうけど(笑)
こういうDVDならではの特典は大歓迎・・つうか、このぐらいあって普通だよなあ。

舞-HiME 2 [DVD]

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